住宅購入の際の行政サービスや住環境

大阪の魅力を、住宅購入の際の行政サービスや住環境の面から解説

本ページでは、大阪の魅力を、住宅購入の際の行政サービスや住環境の充実という面から紐解いて検証していきたいと思います。

大阪府では、誰もが安心して住み続けられるまちづくりを推進するため、子育て支援の充実や住宅取得の支援など、定住促進に力を入れている市町村が増えています。各市町村の移住支援への取り組みをご紹介します。

泉佐野市

大阪湾に面する大阪南部に位置し、近年ではふるさと納税でも話題の泉佐野市は、国際空港やアウトレットモールなど、都市機能が集中した臨海部と、山の大自然に恵まれた山岳地域もあり、多彩な魅力のある街です。泉佐野市では、高齢者の親と同居、または近居することを推奨する為に、市外からUターンする世帯に対し、新たな住まいにかかる費用の一部を助成する制度を実施しています。助成を受けるためには、世帯に中学生以下の子どもがいることなどの条件があるため、制度を利用する際には事前に確認しておくとよいでしょう。

富田林市

富田林市は、大阪府の東南部、奈良県にも近い場所にある市で、緑豊かな丘陵の美しい景観が広がります。富田林市でも泉佐野市同様、若い世代のUターン促進に積極的に取り組んでおり、市内に住む親世帯との同居や近居を目的とした子世帯による住宅の購入に対して、給付金を支給しています。給付の対象となるのは、同居などを目的とした住宅取得にかかる費用で、同居の場合は50万円、近居の場合は30万円が支給されます。

市全体で子育て支援に取り組んでいる

それだけではありません。大阪役所には、保健福祉部子育て支援課という専門部署が設けられており、市全体で子育て支援に取り組んでいます。例えば、これまた近年話題になりがちな待機児童解消のため、既存の公立保育園6園、私立認可保育園12園に加え、120名定員の保育園と、0歳児から2歳児に特化した保育園を定員70名と90名の2園新設する予定とのこと。また子育て世代の親同士が情報交換したり各種の相談に対応している「子育て支援センター」や「ファミリーサポートセンター」などの施設も充実しています。

寝屋川市

大阪府の北東部に位置する寝屋川市は、大阪市中心部へのアクセスに優れていながら、家賃がお手頃で住みやすい街です。新たな定住者の受け入れに取り組んでおり、子育てのサポートが充実。子供は18歳まで医療費の助成が受けられるなど、寝屋川市では、結婚をきっかけに新生活を始める新婚世帯を支援するため、新居の住宅購入費や家賃、引越費用の一部（最大30万円）を補助しています。対象となる新婚世帯には年齢や所得金額などの条件があるので、事前に市へ確認しましょう。

その一方で、大阪という土地柄は、ほんの少し足を伸ばせば、駅周辺とは違った、自然豊かな環境も残されています。この点もまた、大阪ならではの、子育てファミリーに支持される要因なのでしょう。詳しくは「食とエンターテイメントの街」のページでご紹介しています。

大阪の魅力を、住環境の面から解説

一年を通して温暖な気候

大阪府は、県面積が全国で２番めに狭い（約1,905平方キロメートル）であり、日本の中でも屈指の小さな都道府県であるにも関わらず、人口は全国で3番めに多い約882万人（令和2年時データ）。人口密度は東京と横浜に挟まれる全国2位の大都市です。北摂山地、生駒金剛山地、和泉山地に囲まれた盆地で、真夏日（最高気温30度以上）の年間平均日数が全国で2番目に多い温暖な気候です。